◆ H.P.- Pump -Belt の交換ー(そのⅡ)
◆ Belts を 5 本交換して、Clutch- Push -Rod と Clutch- Fork を組み立て、長さ調整をして”やれやれ”と Engine 始動しましたが、何故か Engine の振動が”大きい”。 これは Belts の”張りが強すぎる”と、主として Large- Pully 系の Belts = Alternator, Water- Pump = Cooling- Fan を緩めたら”以前のように”静かになった。 やれやれと、Gear- Lever を 1st Gear に入れると、 0.5 秒で”ガンと”「エンスト」だ!!! 何だこれは? となった次第!!! DS の Gear- Selector は、「何も無く Gear は入るけれども、Cluch は”調整不良”であると=接続している状態であった! 見事に「エンスト」するのだ。 ◆ そこで、その時点での Clutch- Fork の「位置から”正規の位置」に修正して調整してみると、”見事に” Clutch は「正常に作動」するのだ! そこで「試験走行」を自宅の最短距離で 1 周りしてみると、調子良く走行するので、段々と”走行距離”を延ばしてみたが「問題なし」であった。 しかしながら、これで「問題解決!」とは私= Citroen DS としては思えないのだ。 エンジン停止後油圧を抜いた「クラッチ・フォークの正規の位置」が 1 cm 近くも「前に出ている」のは”オカシイ”としか考えられない。 クラッチ・フォークか?スラスト・ベアリング?が、「異常な位置」に変位してしまって作動しているとしか考えられないのだった。そうも、簡単に”これらが”破壊的な位置異常”を起こすのだろうか?と "XMK" さんにも聞いてみたのだった。 ◆ 翌日、"Clutch- Fork" を分解して、 Clutch- Fork & Bearing & Clutch- Cylinder の状態を調べてみなければ、「納得した修理と交換」にはならないし、このままでは「間違っていれば」近い内に、これらの部分に故障が起きて「痛い目」を見る事は覚悟していなければなるまい! それでは Citroen DS の”名に恥じる”と云うべきだろう。 そこで”改めて分解してみると” Clutch- Cylinder の深さが 1 cm 近く”浅い”事が判明したのだ!!! ◆ Clutch- Cylinder の「構造を 2007-7-25, 2007-2-28 の記事から「写真」を紹介しよう。 この「写真での寸法」とは、約 1 CM 程は「浅い」= Cylinder の奥に LHM が残っているのだ!!! 油圧回路は「 1 本=加圧回路=減圧 Return 回路」でもある。 ▲ 上の写真で、強力な=太いコイル・スプリングまでは、簡単に Cylinder 内で Piston は前進してしまう。 この位置では、既に Clutch は「接続位置まで」前進している。従って、放置すれば「Clutch の減り」にツナガルだろう。 "余分な LHM" を「配管を接続部分で 9mm レンチで緩めて」 Piston を「押し込む作業」は Belt の隙間からで困難を極めた。完了後の走行後に、幸いにも LHM 漏れは無かった。 Clutch- Cylinder の上の「外側の”大きなコイル・スプリング”をもどすには、”バイスグリップ”よりも、梱包用の「プラスティック・テープで輪を作り」引くほうが楽で、用済みになれば簡単に切って除去出来る。 ▼ ◆ 結論的には、 Belts を張ってから”何と無く” 0.5 秒程「スタータを回した”のを思いだした! その時に Cylinder の中に「少しばかりの LHM が」入ったわけだった!!! さて、どうするか?である。 ここは、油圧配管を緩めて「内部の LHM を押し出す」しか無いだろう。 「言うは易く行なうは難たし」! ヤルシカナイ!!!のだけれど、後で LHM 漏れがとまらないかも知れない! ◆ Clutch- Fork & thrust-Bearing 等に「全く異常は見られなかった」。 矢張り、油圧による「クラッチ・コントロール」こそが、DS の DS たるゆえん」である事の、再確認であったのは、何とも「皮肉な事実」であったが、 Radiator を「下ろさないで、全ての作業をする」意欲と体力が残されていた事の「再確認」でもあった!!! 感謝! 感謝!であった!!! PHOTOs by IXY Digital 30 & 400 #
by citroends
| 2013-04-29 18:30
| DS の整備と解説
◆ H.Pump. Belt 交換完了で、TEST DRIVE 。三ツ沢公園で”つつじ=大紫”と記念撮影。多分、建物は「平沼記念館」でしょう。
◆ クラッチの接続不調は、 Clutch-Cylinder 内に入ってしまった=入れてしまった、少量の LHM に由来していましたが、「この発見と LHM の Piston 後部からの除去」で思わぬ時間が掛かりましたが、 3 日間、合計12 時間で解決しました。 DS の DS たる由縁は、「油圧による”クラッチ・コントロール”である」と、 Citroen DS は考えておりますが、なかなか”皆さんに理解して頂けない”ようですがね。 次回、経過説明をさせて頂きましょう。 ◆ 時間が遅くなり、完全な「西日」でしたので、画像処理でもこの程度で・・・ PHOTOs by IXY Digital 400. #
by citroends
| 2013-04-28 22:04
| my DS23 の写真
◆ DS 23 の Belts 交換をはじめた。
◆ High-Pressure - Pump の "BELT" 交換を今日は雨で寒かったけれども始めました。 以前の「交換記事」のほうが、詳しく写真もキレイですので "LINK" しておきましょう。 この写真撮影の”差”は、"LINK" 時には Radiatoer が「正規の位置」には無くて、もっと前方に移設してあったからでしょう。それでなければ、この位置からの写真を撮るのは不可能です!それにしても、それから 6-7 年を経た現在の Belts の状態の良いのには驚いています。日本製の品質の良さは大したものですね・・・ 半分以上「作業は進みました」ので、また、「交換する程ではなく=新品に近かった。」ので、今日は止めました。勿論、交換はしますが、「新・旧を並べて撮影したもの」が、下の写真です。 ▼ 一番下が New Belt, 次に「白点 2 個」が Cooler-Compresser-Belt, 「3 個」が H.P.-Belt, です。殆んど”差”はありません!!! ▼ ◆ 取り合えず、Cooling-FAN = Water-Pump & Alternator の「外側ベルト」と「内側ベルト」を外すために H.P. 周囲の作業の写真を載せておきましょう。 ▼ DS23 では、中心に Electric -Fan -Motor が追加されていますので、Water- Pump との隙間は Belt を通過させる最小限の幅しか残っておりません。 ▼ ▼ Cluch- Push- Rod を”抜いて” Belt を「通過させる」必要があります!!! ▼ PHOTOs by IXY - Digital 400 #
by citroends
| 2013-04-21 00:13
| DS の整備と解説
◆ ヨコハマベルトで HP 用ベルトを買ってきた。
◆ 私の DS 23 は、”高圧ポンプ”の「Double Belts 」の 1 本を、Air Conditioner 用に使っているので、「イザ切れた時には」動かなくなってしまう”欠点”を持っているので、出来たら「この連休」にでも”新しくしておこうかなあ?”と考えているのです。 ◆ ”今年の春= 3 月は「例年よりも”寒い日々”ですので、DS 23 の「走行状況」は Best に近いものです! ”サーモスタット”の改良は「成功でした」。 LHM 半分交換、オイル・フィルター、エンジン・オイル交換、それに "Front Sheres" 交換も成功でしたよ!!! Front を Rear に持っていく「規則」もやってみましょう。 暫らく、顔を出していなかったのに”ヨコハマ・ベルト”さんは、 DS を良く覚えていてくれて歓迎してくれました。 今や、 "V" Belt は「圧倒的な少数派」になってしまいましたから、予備を買っておく時代なんでしょうねえ。 "V Belts" が「少ししか」無いと感じましたねえ! ▼ 写真では”見難い”と思いますが、High - Pressure - Pump Belts は、一番奥にあります。 Camshaft - Pully は、前側が「大きいのが 2 枚、後ろが小さい径の 2 枚」です。 そこにある Belts は 5 本です! それだけならば (それだけでも、大抵の人はあきらめる?)順を追って「ボチボチ」やるでしょうが、その上に Clutch Push Rod が、中心部を通過していますから、これらを一部分で”抜かなければなりません。 それは「単に接続を一時的に除去するのではなくて=全ての調整を修復後にやり直す事」になるのです。 場合によっては、 "HP" から LHM 漏れが生じるかもしれません! ・・・と、まあ大変やりたくは無い”作業の一つ”であるのですよ・・・ "SM" の方式が、”何ともうらやましい”のですよ・・・▼ ◆ 最後の 1 枚以外は IXY Digital 400 の再登場です。 最後のは、 FinePix AV 230 です。 矢張り少し「写真の味」がちがうようです。 #
by citroends
| 2013-04-16 21:24
| DS の整備と解説
#
by citroends
| 2013-03-23 22:09
| my DS23 の写真
|
by citroenDS [ このブログに就いて ]
-Part-1-
◆ このブログはDSの整備、修理、広報誌 Le DOUBLE CHEVRON 、カタログ等の資料から[ DSの全て]に就いて解説をしています。 ▲保有資料は日本最大です。 ▲ 自分のDS23 Pallas '74の写真も紹介していますので、ご覧下さい。 ▲ミニチュアカーも貴重な資料として解説しております。 -PART-2- ◆ 平行して my "MINIATURE CAR COLLECTION" を載せていますので、[カテゴリ]の★-目次-☆を活用して下さい。 カテゴリ
[CONTENTS] 目次 ★ Solido-目次- ★ ☆ DINKY-目次- ☆ Solido(Dalia-solido) DINKY TOYS (F&E) CORGI TOYS & etc. Mercury, & Italians. Old American Models DS の整備と解説 ユーザー車検 Citroen 資料紹介 Citroen-Catalog. DS/IDカタログ紹介 DS minicar 紹介 my DS23 の写真 DS:50の安全性 CitroenDSの意見 最新の記事
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