[ブレーキ・アキウムレータ]
□解説
 ブレーキ・アキウムレータに関するシトロエン社の資料も、多くの整備書の記載にも間違えだらけで,かくいう私自身WHY CITROEN Q&Aでの記載が正しいのにも拘わらずWHATユS DSでは611の図がデタラメなのにつられてLHMの流れる方向を逆に記載してしまっていました。ここに改めて訂正いたします。
 WHY CITROEN Q&Aに記載しました「二玄社;シトローエン」の記載は、108頁の左下の「63年以後の大きな特徴は、前輪ブレーキの油圧もフォロント・サスペンションと連結されたことである。これにより、ブレーキを踏むと前サスペンションの油圧が高まり、結果としてノーズ・ダイブを抑えることができる。」との記載を指しています。DSの年式により回路の変更がおこなわれたことは無いと思いますし、油圧回路図の読方が間違っているからであると思います。
 さて、シトロエン・パーツ・カタログ;611の図がどうゆうことか、全くの誤りであり困った事です。ブレーキ・アキウムの取り付け金具が先ず上下逆であったり、逆止弁としては「ボールとスプリングの位置関係も逆」であることになります。
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 正確に論理的に考えてみましょう。制動時には荷重は前に移動しますから、フロント・サスペンションの油圧は高まります。この油圧は逆止弁を押してブレーキ・アキウムの内圧を上げますし、常に制動用の油圧を供給しています。しかしこの油圧はサスペンションの方には戻りません。ここが重要なのです。繰り返すと前サスは制動力を高めますが、当然エンジン停止時等の場合には、その名のごとくに独自に制動力を貯えておく為の装置でしょう。車高が下がってもブレーキ油は確保されるのが正しい設計でしょう。

■コメント
 後輪ブレキー力が後輪荷重によることは良く知られています。DS,SM,CXがフロント・ブレーキ・アキウムを装備していることも良く知られていますが、SM、CXはDSと形が少し違っています。しかし、サスからブレーキへの方向にLHMが流れるのは同じです。
 私が撮った写真を良く見ると、逆止弁のある径の大きいネジ穴の中にボールが光って見えますから、ここに書いたように考えるのが正しいと考えられます。

◆アドバイス
 ブレーキアキウムは常に内圧が高いと思われるので、圧が抜け易いように感じられます。
 従って、flatになり易いのですが普通には無くてもあまり実害は無いので、私はrechargeしないで放置していますが問題はありません。
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by citroenDS | 2005-01-15 13:09


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