[ユーザー車検]その3
  新車?登録と3年後は民間車検で済ませたのだから、5年後の車検に対する準備と言う ことになるのですが、昨年忘れた頃(17年後!)になってテールパイプ(排気管)が30度以内になっていないので「オリジナルを変えるのは嫌でしょう」から、検査が合格した後で宜しいですから、後端に取り付ける「下向きのパイプ」を工場で造ってもらって見せに来て下さいと言われたので、一度帰宅した折にコピーした[自動車検査票1]を示しましょう。
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  左端を記録器に差し込んで全て合格したものです。車検場では皆さんの車も同じことをしているのです。検査手数料は印紙の1500円です。落ちれば1週間以内なら、その項目だけ3回は検査ラインを廻れるようです。不合格は印字されていますから、回数はごまかせません。
 排気管を下向きにするには、私は鉄製の空缶を加工してハンダ付けして差し込むようにした部品を自作して、午後の1番で見せに行きましたが「なかなか上手いものを造りましたね」と誉められましたが、車検の時だけ付けておくだけのものです。形式的で逆らわないのが車検の原則です。

□解説
この検査票に記載の如くに、サイドスリップ(アライメント)、CO、HCガス(排気ガス)、ブレーキ(前、後、駐車)、ヘッドライト(上向きのみの焦点位置と明るさ)、スピードメター(40km表示の正確さ)、下廻り(どの程度見ているか不明だが、途中でものすごく左右に揺する)、一番最後に書いてありますが、保安・灯火装置は外視検査で最初に行います。以上の5項目の検査です。
外視検査で前に述べたエンジン刻印とシャシーナンバー(プレートでは無くて、車体のどこかにある刻印;DSでは右ワイパーの前方の立ち上がり部)を示します。
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 これらの検査を説明して、その為の対策を解説して行きましょう。
 車検はユーザー自身が行うのが原則であり、一般に行われているのは業者による「代行」である事を先ずは理解して下さい。

( 1)サイドスリップ
 前輪のアライメント検査の内で、トウIN(又はニュートラル)であることを見る検査です。左右に容易に連動する鉄板の上を徐行して、外側に動けば不合格です。一度調整してあれば、めったなことで狂ってしまうことなど有り得ないと考えられます。私のDSは2回の検査の後でさえ「不合格」でした。前の2回はどうしたのでしょうか?
3回目に「ユーノスつなぎ」を着て予備検屋に行きましたら、検査場の隅で簡単に「写真」の部分を締めて(短くなる)完了でした。トウINなのかOUTなのかは検査装置に乗らなければ解りませんと言い訳をしておきましょう。
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 No639/5より図面も載せておきます。
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 パワーステアリング・ラムからリレーへのロッド長 e= 402 mmです。私のDSではジャストであったが[×]でした。今にしてかんがえるに、恐らくパワーステアリングを交換した時に「リレー」のスプラインを「1 目間違えられた」のだろうと思います!
右側の調整部分を1 /4回転するとトウIN;1mmに当り 3 /4回転で400 mmで合格になりました。トウINの正規値は2から4mm です。トウINになってから直進性が非常に良くなったと感じます。この検査装置はS自動車にはありません。民間車検場にはあったのですが、どうしたことでしょうか? その後の10年以上もの間、全く再調整する必要はなく、当然いつも合格です。

( 2)排気ガス(CO, HC 値)
 1974年規制では、CO値;4.5 %、HC値;1,200ppm(現在は1%、300ppm)ですから正常に掛かり、回わるエンジンであればCO値は2%以内にHC値も 800ppmにおさまるでしょうから、一般的には問題なく合格できるでしょう。しかし、夏場に順番を長く待たされるような悪条件では、安心は出来ません。ガス濃度を絞ればCO値が悪くなり、安定しなくなります。ユーノスと仲良くしてもらい「つなぎ」の効果が出てからも、車検の時期になると測定していたが、CO値;2%プラス、HC値;800ppm になることもあり不安定であったのですが、この原因の解明は[新品キャブレターに載せ替え]及び[バルブクリアランスの調整]の各別項目に記載することにしましょう。
 それ以前に、前に書きましたように、古いヨーロッパ車(特にキャブ仕様)は夏期は絶対に避ける事です! 加えてユーザー車検には時期があるのです。3月は年度末で混みますが4月になると車検場は「ガランとして」しまうので、車検場の方も4月から5月の連休までの間は「歓迎」なのです。そこで私は3ヶ月早くして5月1日に変更しましたので、4月初めに準備を始めて半ばに車検を受けに行きます。少し手間どっていると手を貸してくれますが良い事ばかりとは限りませんよ。また、排気ガスだけの「不合格」ならボンネットを開けてエンジンを冷やして休憩時間の直前を待って直行するのです! これがノウハウです。
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by citroends | 2005-05-04 01:36 | ユーザー車検


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