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[スターター・モーターの整備]
■コメント
 フライホイールを観察していて、その歯型からスターター・モーターのピニオン・ギヤが飛び込み易いためであろうと考えている内に、まとめておきましょう。ご存知のことと思いますが、PINION GEAR の意味は大きな歯車を廻す小さな歯車のことです。エンジン載せ替えの時に、スターター・モーターのブラシ位は交換しておこうと、ディーラに買いにいったところ、型によって部品が違うと言われましたが、在庫しているものを取り合えず買って来る他ありません。さて分解した所が2ブラシでは無くて、4ブラシでした!
 今考えれば、日曜大工屋で電気掃除機用の交換ブラシを加工すれば良かったと思うのですが、当時はディーラー工場の薦めもあって専門の電装屋で分解整備しました。3万円位であったので時間的、心理的には致し方なかったでしょう。
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(▲拡大してみていただきますと、ヘッドライトに猫が三匹入っているのが見えると思います。)
 私が拙著”What's DS を送ったところ、[Literatur]の項を1頁さいて私と著書とを紹介してくれた(Beshreibung der DS-Auspuffanlage auf japanisch :Auszug aus "What's DS?")Das Magazin fur DS Club Deutschland e.V.DS Club Osterreich Citroen DS Club Suisse;ドイツ、オーストリア、スイスのDSクラブ合同誌である:HP( Hydraulische Presse) の Technikの頁にスターター・モーターの年式、モデルの違いによるメーカー、品番が詳細にまとめられているのをみつけました。これによると、DX(DS21/23 HA und BW)→3/73 Paris Rhone D 10 E 52,7/73→Paris Rhone D 10 E または Ducellier 6200 A と記載されていました。いずれにせよ、良く品番を調べてからでないと解らないことでした。私のDSのは上記の通り Ducellier 6200 Aと刻印されています。「写真」
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□解説
スターター・モーターの固定方法には、ギヤ・ボックス側からのボルトの場合とこのようにモーター本体の固定バンド式になっているものがあります。この Ducellier式の方が簡単に扱えるようです。条件の悪い場所に何時もあるスターター・モーターは整備できる時にやっておいた方が良いのではないでしょうか?とは言うものの、このスターター・モーターのブラシは 2/3も残っていました! 走行メーターで2回り以上は持つということです。スターター・モーターはSMと共通で修理交換は2万円程度のものです。

◆アドバイス
このスターター・モーターに関しては、整備の要は無かったかも知れませんでしたが、安心料として考えれば安いものでしょう。
by citroends | 2005-05-04 01:14 | DS の整備と解説


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