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[ブレーキ・パッドにゴールド・メダル]
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[安全性への金メダル]
 1965年の路上安全性への金メダルが'M'-Motormannens Riksfoerburg, スカンジナビア最大のスウェーデン・モーター協会(会員22万人)からDS21に与えられました。
 この金メダルと証書は1966年4月7日、DS21の前輪ブレーキ・パッドの磨耗表示灯に対してシトロエン社にストックホルム技術館で授与されました。
 今までの賞は事故が起きた時に「守る」ものでしたが、このパッドは「積極的に事故を防ぐ」目的で製作された技術である点が評価されたのです。シトロエン社は自動車の安全性をスピードのみならず、予防的な安全性を DS に組織的に集中したのです。 これは「50の安全性」の第3番目に当たりますのでご参照下さい。(2005-6)

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 パッド内に金属が埋め込まれていて、金属のこすれるキーキー音が発生するものは他にもありますが、DSのような大きな警告灯で知らせるものはありません。資料を調べてみると’65年には floating caliper である記載もありますので、固定式になってからの受賞だろうと思います。front brake caliper に付いては、固定式は 2005-01 に、floating式は 2005-03 に参考記事があります。
 Front-Pads: Part-number: 5441051 15年前¥22,000/1set.      
 from: Le Double Chevron; No.4 (1966-春)
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by citroenDS | 2006-04-29 20:58 | Citroen 資料紹介
[キャブレーターのアイドリング調整]
[キャブレーターの調整;特に低速回転域に就いて]
 私は既に2005年6月に「キャブレーターを新品に乗せ代えた事」を記載していますが、今回の原因不明の不調と自然に直ってしまったのを機に再度検討してみたいと思いました。
 整備書の殆ど全てには、半自動 DS のキャブレーターの調整には 1)エンジンがHOTであること 2)クラッチ接続との関係から FAST idling を決めること 3)そのため遠心ガバナーを同時に調整することから、これらを整備書のとうりに行うと低回転域のクラッチ、ブレーキとの関連性から、簡単には決められないことになります。ここで、クラッチ接続回転数はキチント決められたものでは無いことを知るべきでしょう。
 2005年6月の時にはキャブレーターが新品でしたので、プライマリー、セコンダリー・バタフライの開度は工場で調整済みでしたので、触ってはいけない状態でした。これは常識です!
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 しかし、今回も整備書には上図の2番の stop screw を idling 回転の調整の為に廻すように記載されています。私は新キャブレーターの screw は1,4番の2本以外に未だに触ったことはありません。 
 そんな訳で、ここでも私流のやり方を記載しておきます。少なくとも、私は15年以上この DS を調整しながら今日を迎えているのですから・・ その上で最も良く調整された DS であるとの評価を頂いております。
 1)上記しましたように、上の図と写真で示された 1,4番 screw 以外は廻しません。
 2)実は4番 screw も工場調整のままで良好でした。ほぼ、1回転半ほど弛めた所でした。ここで約750rpmでした。あまり開きますと、回転は上がりますがブレーキを踏むとエンジン回転の低下が大きく運転し難くなりますので、好みの問題でありますが決して良い事ではありません。
 3)次に、1番の Mixture screw を廻して1番エンジン回転の上がる場所を見つけます。これで約950rpmになります。ここで、ブレーキを一杯に踏むと約100rpm 低下します。この回転でも充分にエンジン回転は安定している筈です。100rpm 位下がる程度が運転しやすいと思います。理屈上この回転数でクラッチは切れていなくてはなりません。
 Mixture screw は、閉めるとCO値が上がり、開くとHC値が上がります。 DSの車検時の最大値は(CO値:4.5%、HC値:1,200ppmです)。 私はいつもCO値 1.5~2%、HC 5~600ppm位で通過しています。
 4)私は、ここで遠心ガバナーを調整して「クラッチ接続の調整」に入ります。 好みで比較的高いエンジン回転(900rpm) で半クラッチにします。950~1,000rpmで接続する位が私は好きです。 低めに調整しますと、冬場に急ブレーキ時にチャージ・ランプが点灯する時があり好みではありません。ガバナーとキャブレーターは連動されていますから・・・
 5)GSの夏場の経験から、idling を低めにしておきチョークを少し引いて idling 回転を上げておき、加熱気味で回転が上がり過ぎた時に戻して調整する方法が実用上便利ですので試みて見て下さい。
 6)車検時にも、検査場の中をスローに移動する折にはチョークを少し引いた状態で走行し、排気ガス検査の時だけチョークを戻して回転をぎりぎりに下げて[クリア]して来ました。1度だけ戻し忘れて不合格になり、直にもう1回排気ガスのみ再検査して合格になったことがあります。
 7)以上のように、WEBER の iding 調整は全てセコンダリー側にあることが重要なのです。プライマリー側にある Iding Jet は全くいじりません。(エンジンルームの反対側からですので遠過ぎますが)
 8)何回転でどうなると、キチント決める必要は「全くありません」ことを確認したいと思います。自由に個人の好みで決めて良いところが DS の好ましいところではありませんか? それでも、良好にコントロール出来ていない DS が多いのはどうしたものでしょうか? 難しく考え過ぎるから、余計に旨く調整できていないのではと思いますので、本質的且つ論理的な理解が出来ていれば困難は無いものと信じています。
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 車載写真では、前方の青色のドライバーの先が4番( Accelerated Idling Screw )で、後ろのオレンジ色の小さなドライバーの先が1番( Mixture Screw ) です。 4番を過度に開くとブレーキング時に回転が下がり過ぎて運転し難くなります。季節によるエンジンルームの温度差からくる回転差の微調整は、チョークを微調整して逃げる他ないと思います。特に GAS を薄めにした場合には必須でしょう。これでかなり満足のいくものになります。この最後の2項が重要で、それ以外に問題点は無いものと考えています。
 以上で述べた事は「エンジン調整」が終わってから「クラッチ調整」を別に行えば良いと、区別して考えるのが適当でしょうと提案しています。。「クラッチの接続するエンジン回転数」は個人の「好み」で決めるものであることを再提案しておきますので、ご検討いただきたいと思います。
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by citroenDS | 2006-04-18 21:27 | DS の整備と解説
[ユーザー車検:その2:整備と受験合格]
 今日、3ラウンド(午後1時からのこと)に行って合格してきました。大変空いていましたので、本番は15分程度で1発合格でした。下回り検査の折には、ピットからわざわざ上がって来て「何年製ですか?錆び無しですねー」と云っていました。いい年をして、これで嬉しくなってしまうのですよ。
 今回は後輪ブレーキの点検は省略しましたが、例の通りに清掃、アンダーコト、ステンレス排気管の接続部に耐熱銀色スプレー、緑系の部分にはローングリーンを吹き付けました。
 オイル汚れはCRCレクトラクリーンを吹いてウエスで拭き落としましたが、今回はやや手抜きです。
 いつもの事ですが、車高はMaxの一段前で止めておき(スフェアの内圧の保護のためです)そこからは4隅に置いたパンタグラフ・ジャッキでMax以上に持ち上げます。ホイールにはブロックを必ずかって置きます。
 クリーパーを使うとその分だけ高くなり、不利ですからゴザを使います。
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 要は下廻り検査ですから、汚れをとり見栄えを良くする事です。
 ついでですが、排気系はステンレス製に必ず交換するようにお勧めします。オリジナルの鉄製は2年で、ステンレス製は半永久ですから!!!
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 オイルパン周囲はさらさらにすることに努めます。私はアンダー・カバーを外していますので、隠す所はありません。DSでオイル漏れ全く無しは私のDS23のみでしょう。
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ホイールの内側もインナー・シールが完全なので「キレイ」なものです。
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 この後、キャブレーターの不調に見舞われました(アイドル・ミクスチュアー・スクリュウが全然働たらかなくなってしまった)が、CRCキャブクリーナーを一晩吹いて置いたせいか?ファーストアイドル・スクリュウを廻したせいか?直りました。
 直る前に念のため点火プラグも点検しましたが、GASが普段から薄いせいでしょう低速走行が多いのに、プラグにはカーボンの付着は無く良い焼け具合でした。永井電子製ULTRAハイテンションコードをお勧めします。
 午前の大雨も止みやれやれでした。
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 *キャブレーターに就いては再度まとめましょう。
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by citroenDS | 2006-04-12 17:15 | ユーザー車検
[ DS-Proto-type; 2-door Coupe: 1972 ]
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[DS 2-door short body coupe; proto-type:1972]
 DSはその Body 構造からこのような改造は簡単にできるのですが、60年代のものは「切り貼り」したのが歴然としたもので、外観には魅力に乏しいものです。最終版の1972年モデルはとても洗練されたモデルですので、"TOUTES LES CITROEN" から写真を紹介しましたが、後方からのものは不満足なところ、全く同一の写真(本来はこちらが原本)が Le DOUBLE CHEVRON:No31 に掲載されているのを見付けましたので、上の象牙海岸コース地図と共に作り直しました。
 記事によりますと、1972年12月28日、参加45台で始められたラリーは1/4を過ぎる頃までに全車が居なくなってしまい終了してしまいました。写真からも解かるように大雨で全車動けなくなってしまったようです。
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by citroenDS | 2006-04-08 21:14 | Citroen 資料紹介
[CEVEN' KIT: DS-Proto-Type: 1972]


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 上の資料と同一のモデルがヨーロッパでキットで発売されましたので購入してありましたが、ボディーカラー等細部が不明で作製せずにありましたが、なかなか良い出来に思えました。
 Proto-type: 1972年ですので、デカールは TAP ラリーのものですが同一モデルでCEVEN' KIT CK8 と記載されています。  出来も非常に良く、車高もかなり高いところなども普通のDSラリーカーとは違います。このてのマニアが資料を良く集めて作製したモデルは信頼性が高いのです。
  同じ Kit に 330hp 後輪駆動の Proto-type SM もありますが、こちらも細部不明で未製作です。
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by citroenDS | 2006-04-06 20:38 | DS minicar 紹介