<   2005年 11月 ( 5 )   > この月の画像一覧
[トランク・リッドの周辺部の問題点]
◆コメント&アドバイス
 前項ではBOOT DOORと記載していますが、これらの写真を見ている内に、このブログを見た方からの質問を思い出しました。その際に、DSの錆の程度の判定には、この周辺の錆の程度とリヤ・ハイトコレクターの項で掲載したリヤ・トーションバーがトランクの一番奥で深い部分にあるので、必ず点検してから購入するべきである事を「アドバイス」させて頂いたのです。
 勿論、トランクの一番奥を調べるのですが、その前にも、このトランク・リッドの「開口状態」を維持するDSに特徴的なスプリング入りのテレスコピック・チューブのボディー側の「受け金具」付近の錆の状態が、同じように重要な点検部位なのです。
 DSの半数以上が、この場所の錆が酷くて充分な強度を持っていないのです。溶接等で補修してあった場合には「購入中止」を考慮するべきです。この付近の小さな孔から水がトランクの中に入っていることを示しているのですから、リヤ・アクスル取り付け部分付近のシャシーには取り返しの出来ない錆による「強度不足」があるからです。逆に他の場所の状態が多少悪くても、この場所が良好であれば「目をつぶる」ことも選択の一つです。
c0019483_1585016.jpg

 「写真」で私がトランクの方をスペア・タイヤの格納場所として選択した状態を示してあります。タイヤ・サイズの項でも記載しましたが、スペア・タイヤのサイズはインジェクション・モデル以外は、155ー165ですので、この場所が本来の収納場所だろうと考えているのです。それ位にピッタリなのです。
 次に、リヤー・ガラスの下縁はスポンジを入れて圧着していますので、水を吸い上げないように出来ればシリコン剤を塗り込んでおくことも必要でしょう。錆落としと防錆処理は必ずやっておきましょう。リッド裏のゴムスポンジの状態に付いての注意も前に記載してあります。
※内部の照明スイッチは筒の中の鉄球が上下していますので、CRCを入れて調子良くなる筈ですが、ダメな時にはランプのそばに普通のスイッチを新設するのが簡単でしょう。
※このトランク開口部付近の防錆に手間と時間を掛けておくことは、必ず後で「報われ」ます。重ねて忠告いたします。この付近に錆びて孔のあるDS、補修の多いDSには手を出さないことです! 「塗装の善し悪し」では無くて、防錆処理です!!!

◎ご質問を頂いた方々の、その後の状況をお知らせ下されば幸いです。(→Comments) 私も勉強になりますのでよろしくお願いします。

▲写真のようにトランクの荷物の出し入れでキズにならないように、保護用にビニール・ステップを前オウナー(フランス人)が貼ってありました。兎に角このDSオウナーは車を大切にしていたようです。後述しますが、GHアクセサリーをいろいろと付けています。
[PR]
by citroends | 2005-11-10 22:29 | DS の整備と解説
[シトロエン ID:カタログ紹介]
□コメント
カタログ紹介:1と同時期、1-66 に Delpire publicite により作製された一連のものです。シトロエンのカタログの内でも優れた作品の多い時代で、表紙のデザインもDSと共通のモチーフで、写真にはせずに文字デザインと複雑な凝った色合いです。
c0019483_022285.jpg

ここでは、DSから外れて IDカタログを敢えて取り上げた理由は、方向指示器のプラスティック製の暗赤色のハウジング写真を示したかったからです。
c0019483_0241771.jpg


■解説
ハウジングの色を何故この色にしたのか? 何故接続部分の不自然さを無視したのかです。DSとの差はあらゆる部分にありますから、積み上げれば多額になったのでしょう。

c0019483_0281218.jpg
私はこのカタログの意義は、60年代のシトロエンの贅沢なことだと思います。この後のカタログになると色は普通になり、表紙のビィニールコートも無くなってしまいます。Delpire publicite の最高の時代を味わいたいと思います。
c0019483_0303683.jpg

[PR]
by citroends | 2005-11-09 22:48 | DS/IDカタログ紹介
[DSの方向指示器に就いて]
○コメント
 50の安全性の番外51に於いて、ルーフの高さにあるので他の尾灯類とは見間違えることが無いので安全である、と簡単に記載されているのみですが、私はこの場所に設置した(否、設置しなければならなかった)理由に付いて「頑固な私見」を持っています。
 そのことを述べる前にパーツカタログ;611:TOMEⅡ:5-544/1 を参照しましょう。「図」の如く指示器のホーン型ハウジングには、DM 576 ;-red plastic.と DS 575-15 ;-chromium plated metal.とに分けられていますが、IDのカタログ写真では暗赤色に見えます。DSではご存知のようにステンレス製でルーフ周りのステンレス・トリムに差し込まれています。従ってクロームメッキされた金属製ではありません。
c0019483_14575784.jpg

 次に、ミニカーの紹介、 PRESIDENTIELLE や Chapron Coupe のルーフ後端部分を思い出して下さい。資料にはルーフの材質に就いての記載はありませんが、写真から想像すると一般の車と同様に鉄板で出来ているようです。これらのモデルではルーフに樋がありますから、DSとは違っていると想像して間違いはなさそうです。これらの車では方向指示器の位置がDSとは違いますから別物になります。このように、ミニカーは重要な資料になるのです!
 それでは、DSではどのような構造になっているでしょうか? 先ずルーフはプラスティク製と明確に記載されていますし、実際に私達は自分で確認しています。リヤー・ウインドーの上縁を形成しているものは、鉄板製のクロスメンバーですし、Cピラーは二枚の鉄板プレスとそれに取り付けられたBOOT DOOR(トランクの蓋)の大型ヒンジです。
 そこで、これらの3つの異質の材質部分を接続した後を「巧くごまかす」には「どうしたら良いか」です。一番簡単なのが、この部分の上を奇麗に覆ってしまうことでは無いでしょうか? それが方向指示器の「ハウジング」でしょうと考える訳です。

●解説
 リヤーの方向指示器のバルブ(21 W)を交換していたら、オレンジ色のプラスティック・レンズが落ちてしまいました。接着剤の老化のようで、ゴム系ボンドを全周に、瞬間接着剤を点状に使って(白くならないように)補修しました。[写真」
c0019483_14582433.jpg


 プラスティック用の研磨剤で軽く磨いておいたほうが良いでしょう。ランプ・ユニットが落下して無くならないように、細い針金で内部接続してあります。
 この指示器ランプユニットを外して内部を覗き込みますと、DSの隠された特殊な構造が解ってくるようです。
 この部分は実にDSの屋根裏なのです。上記しましたように、ここにインジケータ・ハウジングを設けたのは、それなりの理由があったと考えるのが妥当でしょう。内部の「写真」を見れば一層明確になると思います。

 DSはこのハウジングがステンレスでなかったら、車全体のデザイン・イメージを崩してしまうでしょう。IDS初期のレンズが突出していたり、ハウジングが着色したプラスティックであるカタログを見るとガッカリしてしまうのは、私だけでしょうか・・・最後はやはりこのデザインで決まりなのですね
[PR]
by citroends | 2005-11-06 23:30 | DS の整備と解説
[ミニチュアカーの紹介,Ⅴ: LA CHAPRON PRESIDENTIELLE ]
□コメント
 前述した FRANCE DINKY の傑作であり、No.1435 最終モデルです。当時,確か2400円と一般的なものの3倍位でした。今となれば2、3台買っておけば良かったと誰でも思っているでしょう。全体の造りも細部も実車を良く表現出来ています。勿論、ナンバーは 1-PR-75 です。ミニカーには後席用に電池と豆電球があります。立派な箱付きです。「写真」
c0019483_1424735.jpg

 後席のバーとハッチが私のDSに付いているものと良く似ています。

■解説
 実車に就いては、TOUTES LES CITROEN , LES VOITURES DES GRANDS , Le Double Chevron No. 19 等に詳しく解説されていますので紹介しましょう。
 1968年11月の発表で CHAPRON がド・ゴール大統領の為に造ったものです。ベースはDS21で、全長:6.53m , 全幅:2.13m, ホイールベース:3.780m , 重量:2,660kg という巨大なモデルです。
 写真のようにボンネット先端に楕円のフランスマークのロゼッタ、普通は右側に国旗がついていますが、国賓を招いた時には右にその国の国旗を、左側に自国旗が付き、それぞれバンパーから照明されます。前後席は前方えの曲面ガラスにより区切られ、バーとハッチが装備されており、2個のボトルとグラスが用意されています。中央に警備員用の折り畳みのシートがあります。「写真」
c0019483_14242229.jpg

 ボディカラーはド・ゴール婦人の趣向による、 Alize Grey のボディーに Silver Grey のルーフと2トーンに塗装されています。
 エンジンは 2,175cc ですが、この車の目的から低速(6-7km/h)で長時間走行するので、ギヤ比を替えており、電気系統(発電機 :35Aとバッテリー)は2系統あり、1つはエアコン専用です。運転席の写真からはMT仕様のように見えますが・・・

※LES VOITURES DES GRANDS の表紙の写真と同じモデルが、RIOから出ていますので、その内紹介します。
[PR]
by citroends | 2005-11-03 23:38 | DS minicar 紹介
[自動車任意保険に就いて]
○コメント
 DSをお持ちの皆さんは、どのような任意保険に加入しておいででしょうか?
私は今日、GS時代から引き続き長く加入しているSEIBU、現在はダイムラークライスラー日本に変わっているけれど、この付き合いだけは続いています。ここでシトロエン車に出会ったことは無いが、JEEPと変な形のクライスラーが主な展示車だから私には興味が無いが、三ッ沢交差点をはさんで対側に「シトロエン・ディーラー」が残っている。ここは始めはシトロエンの中古車を扱っていたが、堤さんの気まぐれで大沢商会がアルファロメオを扱ったり、フィアットを扱ったりと、無責任?なことばかりを続けて来たのです。
 シトロエンも私に言わせれば「堤さんの気まぐれ」で、何時まで続くのかの「信頼性の無さ」から日本では売れない車になったものだと思うのです。
 同様に、SAABも本来の信頼性を獲得出来なかったのでしょう。もっとも、今でも売れていないようですから、個人の責任とも言えないのかも知れません。
 話がどうもそれてしまったようですが、DSの場合には「車両保険」は、日本クラシックカー協会の保険屋さんで、「車両価値」を認定してもらわないと、25年以上も前の車ですから査定は当然「0」でしかありません。しかし、クラシックカーとしての「認定」をうければ、膨大な掛け金になってしまいます。DSのような「大量生産車」には不適当でしょう。
 結論的には「対人保険」しか加入出来ないでしょう。私は「飲酒出来ません」から、強制保険をオーバーして5000万円位で充分であると思っています。
 これを「無制限」にすると、今年を例にすれば、29900円と10320円の約3倍になってしまいます。強制保険を超えた金額ですから「無制限」というのもおかしなことです。
 DSは車を壊しては大変との運転する時の気持ちが異なりますし、DSの制動力に大きな信頼を持っています。かつての経験ですが、MBの割り込みの際の制動力には、私も相手も驚いてしまいました。
c0019483_14251053.jpg


●解説
 私の日常の足はオペルですが、この車にも「対人無制限」しか入っていませんが、この金額は正に半額の5110円です。エアバック付きだからなのでしょうか? 私にはDS以上に安全性が高いとは思えませんが・・・どうも、日本の保険会社は「古い車」を締め出したいようです! 自家用普通乗用車、使用目的;日常・レジャー、優良運転者。20等級、-60%で最初は確か8000円位でした・・・
 抹消証明があれば「中断制度」があると書いてあるのですが、DSになってから何時も車検証のコピーの提出を求められています。-60%を維持する為に、車が無いのに継続するんだそうです。

▲帰り道にシトロエン三ッ沢に立ち寄りましたが、土曜日の午後なのにお客はなしでした。写真を数枚撮ってきましたが、DSは貫禄が違いますねぇ。
 この季節ですからDSは絶好調の走りで、GASをケチったオペルでは味わえない加速で、4速で40km から60km ;高々 1500rpm 前後でも2倍以上の加速力でした。燃費がそれ程違う訳でもないのに、このシトロエンDSでしか味わえない運転感覚にはいつも充分に満足させられます。
c0019483_14272386.jpg

 Cシリーズとの写真を久しぶりに撮影しましたので掲載いたします。
午前の42ch「車のつぼ」;レクサス;あの個性の無さではとてもヨロッパ勢には勝てそうにはありません。ボディーパネルの分割方法など、きめの細かさを日本的であると「強調して」いましたが、DSのパネルの「合わせ目」の荒っぽさでも「強い個性の主張」があることが重要で、これなくては将来性は期待できません。今回もエンジンルームのカバーのデザインを誉めていましたが、本末転倒で下には以前と同様の昔からのエンジンがあるのは明らかで、番組も表面的に流れているようです。株主(豊田合成)としては心配です。トヨタ株は既に売却して、沢山に儲けさせてもらいましたが・・・
c0019483_1428036.jpg

[PR]
by citroends | 2005-11-02 23:56 | my DS23 の写真