[My DS 23 : Ignition-System]
◇コメント
 ここに書きますことは既に 1977 年に GS club を買ったときに、やったことでしたので DS23 に於いては「敢えて記載する程のことでは無い」と考えていました。当時は未だ Carburetor & Contact-Breaker の時代でしたし、何とか ULTRA の装置によって性能を向上させようと「いじりまわした」ものでした。事実、GS club では engine 性能の向上を体感したようでした。
 GS では左側に Distributor が位置していますから、High-Tension-Cords にしても Carbon-Cords では左右で「あまりにも抵抗値に差があり」ましたので、二次 Coil との Impedance Matching の為には、共に空色の 6mm の ULTRA-CORD と SEMI-TRA -Unit に交換していましたし、読んでいた本も CG, MF と同じように Auto-Mechanic を読んでいました。
 当時は「排気ガス」対策によって低下した性能を、本来の「ヨーロッパ仕様」にまで戻す努力であったのです。現代の車には Carburetor は無く、各気筒に一つずつの IG-Coil といった具合ですが、そんな時代でも「基本は変わらず」です!!!
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◆解説
 それでは何が Ignition System として重要なのか?です。思い付くままに列記しますと 1) Ignition Coil には何故 Coil と同じ直流抵抗値の「外付き抵抗器」があるのでしょうか?多くは 1.8 Ωですが、これは断続する電流では Coil での電圧降下が大きいので、回転が高くなると Coil に掛かる電圧が相対的に高くなるので二次高圧の低下を補償する点で有利なのです。
  2) Contact Breaker には何故 Capasitor=Condensor が並列されているのでしょうか?これは Contact Breaker=Point に発生する「火花」を消すためですが、点火 Plug に飛ぶ火花は Point が離れる時に発生するのです。 SEMI-TRA では、この Point には Transistor を作動させる小電流を流せば良く、Transistor に Point がやっていた仕事をさせるのです。これにより Point の消耗を極めて僅かに出来るので、ほぼ Point は maintenance free に出来るのです。勿論、断続させる軸に接する Point Heel は磨耗します。この Point を無くして「全て」の接点を無くしたものを Full-Tra と呼び多くは「電磁式」「光学式」等です。しかしながら、これらの方式で「有効」なのは性能の低下する高回転でのことですので DS のような Torque 型の engine では「目だった効果」は期待出来ません。私は SEMI-TRA 化の効果は maintenance free であろうと考えています。
 3) Ignition Coil を新しくしたら性能は上がるかと試しましたが、original の SEV. Marchal や Ducellier は大きく重いだけに優秀です。絶縁油の循環により放熱していますので、縦位置が良いでしょう。揺すぶると絶縁油の音がします。小型、大型といろいろ交換してみましたが「差無し」が本当でしょう!
 4) 最後に Starter が廻っている間の「電圧降下」の時だけ、Diode や Relay を使って Coil に直列に入っている Resistor を抜かして、直接 Ignition-Coil に 12V をかけて spark を強化する方式です。私が使用していますのは HONDA でもらったもので、当時の国産車では大抵使用していました。
 5) DS/ID の Distributor には Vacuum Advance がありませんので、急加速時にノッキングが起きる程には進角できません。
 6) 理解しやすいように説明を書き込んだ電気系の Basic Diagram を使用ていますし、部分的に拡大し説明(名称)を記入していますので図を見れば解かる筈です。設計図ですから・・・これ以上の説明はいらないのでは・・・と思います。
注:外付抵抗器が IG-Coil の中にあるように見えます。 "J" は Meter Panel 内の Yellow Connector です。
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DE の SEV Marchal 製の内部を Jerome の写真で見ると、この Ducellier 製の Contact Breaker の方が良く出来ているようです。大した違いではありませんが・・・SEV. Marchal の Casette 以外は皆同じです。
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SEMI-TRANSISTOR 化するには、ULTRA の説明図を見れば簡単に出来ますが、最初の写真のように Ignition-Coil の( -) 側 ( 1) と番号があるのが普通ですが、この端子を double にして増設したところに blue-Cord を元の端子には green-Cord を接続します。残りの Cords は red 12V (+) とアースになります。 SEMI-TRA-UNIT の設置場所は通風の良い所が適当ですので、私は左側の Head-Light の内側で Radiator より前方です。 GS の時も front Grille の左側でした。付属の Cords もそんな長さであったと思います。
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DE -engine の Contact Breaker (point) と遠心進角装置を載せておきました。(SEV. Marchal) これ位の grease 汚れは Parts-Creaner か Rectra-Crean を吹けば直ぐにキレイになります。 手元の資料によりますと、Distributor は Traction Avant 11CV のと全く同じなんですね!!!否、上記した、Vacuum 進角が Traction Avant にはあるのです!!!from: DEPANOTO.
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by citroenDS | 2007-02-05 07:03 | DS の整備と解説


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