◆パイプシールの項に( 2005-02 )記載してあるものと思っていましたので、追加しておきます。 [ HIGH-PRESSURE HYDRAULICS ] RELATIONS PUBLIQUE CITROEN からです。 P-27 より図を示します。 いずれも
"Sealing action is obtained by distorsion of the sleeve (seal) due to the effect of pressure" と記載されています。高圧油圧により「変形」されてシール効果は得られます。一番解かり易いのが、サスペンション球の「首シール」でしょう。 80 年台まではドーナッツ状でしたが、現在は角断面になっていますが同一です。アルミ合金シリンダーにシール・リングを入れて、サスペンション球をゆっくりと「手」で廻して( シールを噛まないように注意して )締めるだけで「ぴたりと」オイルはにじみもしません。
内側から油圧が作用する隙間が必要で、シールを変形させて隙間を完全に埋めるのです。