[ルーフ内張りの張り替え]
○コメント
 DSも30年以上も経つと、ルーフの内張りの布の内側に重ね張りしてあるスポンジが老化してボロボロになって、頭の上に垂れ下がってきているでしょう。皆さんは如何対処されているでしょうか?
 本来の張り替えは、当然にルーフを乗せているボデイー・メンバーから外して行うものでしょう。それでは、敢えて記載する必要はないでしょう。私はルーフを取り外す結果として生ずるかも知れない「雨漏り」の危険性から、室内から交換できないだろうか?と考えた訳です。それには、この老化した内張りを取り去り、ルーフ内側を清掃してしまわなければなりません。これは、やってみると「それは大変な」ことになりました。「写真」は車外に出した内張りで、天井部分のスポンジが剥がれていますし、差し込まれていた部分はスポンジが残っています。この無くなっているスポンジが天井にほぼ全て残っていますので、スクレーパで削り落とさなければなりません。
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 皮シートを寝かせて平らにした上に、丁度持っていた新しいボディーシートを敷き込んで始めましたが、室内は勿論のこと頭から身体中が、スポンジ片と接着剤のカスでまみれてしまいました。まあ、大掃除も時々は仕方がありませんが、暑い時期にやる仕事ではありませんょ!
 さて、内張りシートは英国から購入してありましたが、丁度その頃、MAZDAがシトロエンの国内販売契約をした時で、広島から横浜の技術センターに4、5人の開発部門の技術者が来た時に、近くの我が家も訪れました。その折に女性の内装担当者がこのオリジナルクロスの色を見て「DSがかわいそう」と、広島から良い色の内装材を送ってくれることになったのです。まあ、なんと良いタイミングであったのでしょうか! 実はDSの内装用クロスには、 Roof Cloth ; DS 988-2D: GREY: 7/73→ 3D 5 444 871L : BEIGE と2種類あったのです。私のDSは当然 BEIGE でした。
 この時期は、私が"WHY CITOROEN Q & A"を自費出版した後で、50冊程MAZDAがまとめて「社員教育用」に買ってくれました(今となってはアダになりましたが)。EUNOS店系列が出来てBX、XMの販売を開始する頃の話です。(1990年)

●解説
 広島から送ってくれた内装用クロスは2種類ありました。オリジナル・カラーよりも明るく少し紫色がかったものを選びました。クロスの裏スポンジはやや薄いようでした。
 これをそのまま天井に貼り付けたのでは面白くありませし、薄い程技術的な欠点が出ますので、断熱性を増す意味でも「ぷちぷち」で検索できる→「エアーキャップ」梱包用のシートの平らな面に3M製のゴム系ボンドスプレー:99を使って内装材を貼り合わせました。
 平らな所でやれば、一発勝負ですが出来ます! 上側から少しずつスプレーしながらロール状にしたクロス・シートを転がして行います。やれば出来ます!
これを老化して剥がしたもので「型取り」しますが裁縫と同じことです。これを大掃除の終わったDSの室内に平らに持ち込みます。
 さて、これからがかなり難しい「一発勝負」になります。これもやはり前側から後側へとセンター・ラインを3Mのスプレーで接着してしまいます。ここがアイデアだと思っていますが・・・当然、新聞紙等で充分にマスキングしてから始めるのは記載するまでも無いでしょう。3M:99では少し乾かしてから接着するので出来ます。
 少しずつ両サイドを接着して行き、最後には「ぐるり回っている」カラーの上に差し込んでしまえば「完了です」から、「型取り」は大き目である必要があります。「写真」は14年後の現在の状態で、厚くしただけに多少ピタットしていませんが問題はありません。
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◆アドバイス
 以上の内装材は非常に軽いのですし、3M:99のゴム系接着剤は強力ですから、スプレーを吹き過ぎないようにすることと、圧し過ぎないようにすると良い仕上がりになります。それと、DSに乗車して天井を見上げる人は殆ど"0"ですから、適当な点での妥協が大切でしょう。プラモデルの塗装と同じことです。100%を望み「最後の1吹きで失敗」の経験があると、良くこの説明が理解出来ると思うのですが・・・
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by citroends | 2005-12-02 22:03 | DS の整備と解説


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