[メインアキウムレータとレギュレータ]
◆ Main Accumulator & Regulator
◆ 解説 

c0019483_15314380.jpg


c0019483_1532721.jpg


c0019483_19434424.jpg
 DSのアキウムレターとレギュレータの位置は写真に見るように、エンジン左前下にあるので、エンジンの熱を受ける上にアキウムレターの圧が減って、アイドリング時でも常に、カチン、カチンとON,OFFを繰り返しているものが多いようだ。 実際このような状態であってもメインアキウムレターを交換するのが非常に手間が掛るので、放置されているようである。 (レギュレータにより cut-in:140bar; cut out:170barと規定されている)
 手間が掛る理由は、リフトアップしてもアキウムレータを廻す工具が入らないからである。 その為にアキウムレータ本体にノミをあてて叩いて廻しているのが実状であるが、海外の整備書にも[don't use a chisel] と注意されている。 スフェアにせよアキウムレータにせよ、高圧爆弾であることを忘れるな! ということである。 床に落としたり、ノミで叩いたりして鉄球にひびが入れば爆発し大怪我をする危険があるからである。
 私は始めは取り付けネジとパイプ留めをはずして下におろして、床上で廻して外していたが、これもなかなかの仕事である。シトロエン社が、どうしてこの場所を選択したのか理解不能である。
 これを移動する試みはアメリカの[HOW CITROEN:J.P.CHASSINN]には、これらを右側のサブフレームに移動したメリットが紹介されている。
 私はトランスミッションを乗せ換えた折りに、この左前に取り付け用のネジがきられていることを発見した。事実、インジェクション・モデルではそこにあるのだから、全てのモデルで移動するべきベストポジションであると私は決定したのです!!丁度、アンダーパネルを取り去ることに決めたので直ちに実行した。下の写真のようにインボード・ディスクへの冷却風取り入れ口の奥であるから、良い事ずくめである。この変更作業の為には前に述べた「寸法を測って配管を特別注文する」のと、耐油ホースなどを用意する(LHM用である必要はない事などは後述する)。

◆ コメント
  非圧縮性流体であるLHMは高圧ポンプで圧入が終わりレギュレータがcut outになるとショックが発生するが、これを「ウオター・ハンマー」と呼び関連部品を破壊することは一般的に知られている。従って、この場合には高圧ポンプにクラックを発生させるので注意が必要である。 DSのポンプはアルミ製であるからJ.B.M.では鉄製に改良したものを販売している。(古いポンプと交換で5年前に$250だったから、あまり変わっていないと思う。(円高は有利だろう)

◆ アドバイス
 メインアキウムレータの内圧が減って(flatという)数秒に1回 カチンカチンいっている状態で平気で乗っている人が多いが、HPポンプにダメージが来てからでは遅い。不適当な部分は積極的に改良するべきであろう。
アキウムレータの状態が良いか、悪いかはbleed screwを緩めてピーという蓄圧されている作動油の流出音の長さで量を知っているとよい。エンジンを止めた後で何回ギヤチェンジができるかでも判断できる。
c0019483_1537456.jpg

[PR]
by citroenDS | 2005-01-08 02:07 | DS の整備と解説


<< [スーパー・アキウムレータの作製] [MODELS"D&... >>