[燃料ポンプの交換]
◆ コメントと解説
  新しい WEBER に交換してから、特にアイドリング時に燃料ポンプの周囲からガソリンが漏れるのに気付きました。これは多分、ポンプのダイヤフラムが破れかかりであろうと考えて、英国に注文を出してからポンプを外して調べてみました。この場所は2005年1月;メイン・アキウムとレギュレータの項の「写真」がとても良く解りますので、もう1度見直して下さい。
 取り外したポンプに圧搾空気で圧を掛けて調べてみたのですが、結果は「異常なしで」早とちりのようでした。この際、機械式の構造を考えてみるのも勉強であります。この構造はしごく簡単なもので、エンジンのカムでプッシュ・ロッドを押してポンプ内のダイヤフラムを上下動させるものです。これは「写真」のように、ポンプ本体とエンジンとの間にあってプッシュ・ ロッドをピストン運動させる部分とに別れています。 Guide for Push-Rod と Distance Piece で、写真の前の方に写っています。このプッシュ・ロッドがポンプのダイヤフラムを上下させて、燃料をキャブに送るだけです。そこで、キャブのフロートが上昇してキャブの弁を閉じると、ポンプの内圧が高くなりポンプ自体の弁が開いてダイアフラムが上下しても燃料を送らなくなります。従って、燃料を少ししか使わないアイドリング時が一番内圧が高くなっているのです。言い換えると、ポンプとキャブとの間をつないでいる燃料ホースの内圧も一番高い訳です。
 キャブを交換した時に外したホースを再使用したのが、またしても原因でありました! レギュレータからのリターン・ホースで犯した「失敗」をまたやってしまった「お粗末」でした! 一度外したホースを再使用してはならないのです。
 1週間後に届いたポンプは Valeo 製で樹脂化された全くの同一品でしたので、これを使うことにしました。古いものも壊れていないのでスペア用に保存しました。写真の右端のAC Delco 製はどうもDS用ではないようです? それぞれ1個4ー5千円でした。
*VALEO;Parts-Number: 247097 (EX 905-3300-2) CITROEN ID DS.
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◆ アドバイス

 過去に何台かのシトロエン車をみて気付いてご注意したのですが、燃料ポンプとキャブレターの間には何も部品を入れてはいけないのです。それでないと、間に入れた部品により「抵抗」が発生しますと、燃料ポンプが勘違いをして燃料を送らなくなります。入れてあった部品は多くはフューエル・フィルターでしたが、エンジンとの位置関係からも、ガソリンが漏れた時の危険性からも「止めるように」申し上げました。
 一番良いと考えられる改善法は、現在の車では普通であるタンクの近くに「ミツバ製」の電気式ポンプと CX 用のフィルターとを一組にして装備することでしょう。インジェクション方式にするのです。キャブレターが空である時にも、スターターを無駄に廻さずに「一発でエンジンがかかる」ようになりますが、私自身はこのスターターによるエンジンのスローな回転による「準備運動」のほうを選択しています。エンジン・オイルがすっかり下りてしまった状態での(低粘度化学合成油を使用中です)「一発始動」( 2000 RPM 以上 !)はどうでしょうか? 私は何時もバッテリーはフル充電状態にしていますので、スターターで消耗した分はエンジンが回れば直ぐに補充されます。どちらにするか思案して下さい。
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by citroends | 2005-07-06 23:58 | DS の整備と解説


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