[ヘッドライト・ユニットの再組み付け]
[ヘッドライト・ユニットの再組み付け]

■コメント
 タイトルの作業をするにはフロント・フェンダーを取り外す必要があります。DSの場合には常にこのことはつきまとってくる問題です。作業をする上では良いことでもあり、いちいち面倒なことでもあります。私は実際にはJVCでの作業の後始末として、元の姿に戻す為に最初にした作業でもありました。従って、未だ何も資料が無く、手探り状態での作業でした。この時のことは[ What's DS ]でも記載しておりますように、防錆作業の一部でもありました。こんなことを思いながら、改めて記事をまとめるとすると、いくつかの部に分けて記載する方が解り易いと考えました。

□解説
(1)[フロント・フェンダーの取り外し]
 リヤー・ウイングと同様にフロントも14mm ボルト2本と「つの」2本とで固定されているには違いないのですが、こればかりはデビュー時とは大分違ってきたものでしょう。先ず、4灯式になり[ヘッド・ライト]の上下動のコントロール用の装置、[補助ライト]のステアリングとの連動装置、フレッシュ・エアー取り入れ用のダクトの位置が変更されていますから、それに伴うリンケイジやワイヤーの取り外しがなかなか厄介なことです。これに比してDS19や下級モデルではかなり簡単なことでしょう。
 電気配線の類は、それぞれに[メイン]とか[ウインカー]とかテープを巻いてマジックで書いて、まとめてビニール袋に入れておきます。防錆処理用の[ GOOD-ONE ]スプレーがかからないようにして置くのです。配線の束はそれぞれにフェンダーの後上でエンジンルームと1本ずつのコネクターがありますが、この色別はマニアルの記載と完全に「一致」しています!から、この点での間違えはありません。めずらしいことです! 但し、ムラサキ等は退色して白くなっていますが解りますからマジックで塗っておくことです。[電気配線図]に就いては別項で記載します。フェンダーの先端部での[アース]や[ホーン]等の配線がボルト止めされたり、コネクトされているので処理が面倒です。その他にタイヤを載せるステーにラヂエーター・ダクト等を一時外します。
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(2)[ヘッドライト・ユニットの組立]
 フロント・フェンダーを取り外したら、床に転がして作業をしますから、大きな「毛布」を用意しておきましょう。ナンバーを取る時にJVCで、デタラメに「ガラス」を外したり、ボッシュのランプをネジ留めされていたので始めからやり直しです。
 ヘッドライト周りは、やはりガラスの隙間から水が浸み込んでいますから、多少の錆の発生はあります。特に下側にあるのは当然のことです。スターターの項で紹介したクラブ誌HPの猫の写真を見直して下さいれば典型的な古い錆びたDSのライト周りが分かります。下縁の中央部に注意することで、ここには押え金具がありますから充分に錆落としと防錆が必要です。
 DSのライトは外側から組立てて行きます。外板に先ずリムをはめて行きますが、縁にバスボンドを塗ってから行います。次にゴム帯をボンドで貼り着けます。これらの接着剤が良く乾いてから、静かに[カバー・ガラス]を置きますが、ガラスの下縁は3個所で金具で固定されますが、上縁はとても「不思議」な方法で固定されます。「写真」。
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 フェンダーの内側に「へそ」があり、そことガラスとの間をダブルナット付きの「突っ張り棒」2本で押して圧着するのです。出来上がったら周囲を防水の為にバスボンドを塗り込むべきでしょう。このガラスの位置決めとバスボンドの硬化の為に1日掛かります。内側全体の防錆処理の為に1日ですから、しめて2日を要します。
(3)[プラスッチック製のヘッドライト・ハウジングの汚れ]
 この汚れはプラスチックに浸み込んでいて、どうやっても落ちないのです。DSはやはり「目」が大切ですから、この汚れのままではダメです。そこでプラモデル流にスプレー塗装をするより他ありません。オリジナル・カラーはグレイですが、私はボディーカラーに合わせてアイボリーにしましたが、これは成功であったと思います。ここで再度2日を要しました。この周囲にはスポンジを貼るのですが、これには「最高級の隙間テープ」を使用するべきです。普通のものでは直ぐにボロボロになってしまいますから、[ウレタン製]を薦めます。この製品の色は黒っぽいのですが完成後には外側からは見えません。(後にグレイ色を見つけて対称型に入れ替える時に変えました)。このハウジングも下側の中央部をガラス同様の「突っ張り棒」でガラスに圧着するのです。このような方式はDS以外には無いでしょう!「写真参照」
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◎ヘッドライト・ハウジングのオリジナル・ニューを手に入れようとしましたが、意外にも存在しないで!大変時間が掛かりましたが、何とイギリスで右側を、オーストラリアで左側を見つけました。万一の為にカバー・ガラスも中古品を一対ストックしておきました。オードブル用の皿にしても可笑しく無い立派なものですが、これにある白線の存在理由は、透過光により熱を吸収して 曇りを防止する為であるとする説が 正しいようです。決して強化用ではありません。リムも純正品を買いましたが、これはプラスティック・カバーが硬化して、カーブ形状に馴染まないようですが熱処理で修正出来るかもしれません。変形を嫌ってステンレス製があります。このほうが、お薦めかも知れません。

●パーツ・ナンバー;リム:DX 541 34D(c), ハウジング:DX 541 104G(D).
◆ヘッドライト(上下)と補助ライトのステアリング連動とのコントロールに付いては項を改めます
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by citroends | 2005-06-03 22:00 | DS の整備と解説


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