[カム・シャフト関連]
[カム・シャフトの問題点]
(1)カムシャフト・ベアリングの取り付け。

■コメント
DSの最大の問題点は補器類への出力軸が、クランクシャフトでは無くてカムシャフトであることで、近年のオルタネータの増強、エア・コン用のコンプレッサーの負荷に耐えられなくなって来たと言えます。TRACTION AVANT の時代のエンジンでは時代に対応出来ないのです。やはりDSにはDSに相応しいエンジンの開発が必要でした。この弱点にわれわれオーナーは泣いて来たとも言えます。エア・コンの問題を持ち出すと、ヨーロッパの連中はDSには付けるのは止めておけ!欲しがるのは米国人と日本人だけだぜ!と笑われるのです。兎に角、正規にエア・コンを付けるには、ウォーター・ポンプのプーリーを2溝から3溝に変更しなければならず、一層弱点を増加させるのですから「止めておけ」が正解であるのは確かなことです。

□解説
エンジンを載せ替えた時に、このベアリングだけは交換すると思っていました。しかし,案に相違して古いままで組立られてしまったのです。たかが¥400のものを交換しないとは思いもしませんでした。今度は「写真」のようにNSKの(6204 DDU)です!これを打ち込む為には、鉄製パイプをカムシャフトの外径=ベアリングの内径に、長さをカムシャフトの突出長に合わせて作ってもらいました。これで止まる所まで打ち込めば良いのです! これで気掛かりなことが一つ減ったので安心して眠れる(走れる?)ようになりました! 写真にはクラッチカバーの鋳型に DX 331 197 A が見えます。ここでカム・プーリーとの関係で気付いたことを書いておきますが、ベアリングの内輪径とスプラインの外径との関係は写真から良く解るように、スプラインが少し内側に入っています。プーリーの内径の当り面はベアリングの内径にピッタリですが、ナットの当り面はスプラインの幅を考えると、やや小さいのでプーリーをこのままで取り付けてナットを締めると、Sディーラーがやったようにプーリーは回転時に少し「ゆれて」しまうのです。このままでナットを締めたのではダメで、マニアルにあるように「ワッシャを入れる」のが正しいと結論しました。
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(2)ドライブ・プーリーの取り付け。
□解説
プーリーは意外に大きいので周囲の部品にぶつかって入り難いので、補器類へのベルトも同時に掛けてからカム・シャフトにはめ込んで、上記の理由から前側に厚いワッシャを入れて24mmナットをインパクトレンチで約1秒叩きます。マキタのデータによると 10kgm 以上の締め付けトルクになります。プリーのタイミング・マークが正しい位置にあることを確認します。これでプーリーは全く前後に揺れずに回転するようになりました。メデタシ、メデタシ!「写真」
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by citroends | 2005-05-03 23:47 | DS の整備と解説


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