[ DS の Coolingsystem と Design 論 (Radiator 位置変更の総括)]
◆ Radiator 位置から観た DS ( Design) の総括。

◆ Hydropneumatic System の偉大さの前に、DS engine が持ち続けた「基本的な古さ」を忘れてはいないだろうか?改めて、 "DS Design" を考える。

1) DS-engine が如何に DS そのものの Design の根幹に関わっているかに就いて論じた書物を見ない。
2) この問題を私自身の "RADIATOR" の移設経験から、改めてここに記録し、更に DS Radiator & Cooling Duct の歴史に就いても触れておきたい。
3) そもそも "DS" の Engine 当然、"RADIATOR" の位置も含めて、"Traction Avant" の Engine をそのまま流用した事実を "DS Design 論" として検討した者があったであろうか?
4) 私は自分の車= DS 23 の Cooling System の改善を目的として "RADIATOR" の位置を「前方に変更」してみた経験から、この事実の重要性に気付き、さまざまな改善につながる「無駄な努力」を続けてみた。その結果は、実に DS の Engine の古さであり、その "RADIATOR" は単に "Thermosyphon" 作用に頼った「原始的な」ものでしかなかった。
5) 勿論、Autobooks の The Cooling System の項には "Circulation of the water is by thermosyphon action assisted by a centrifugal water pump ...と記載されている。
 当然、 "WATER PUMP" の能力次第であろうが、私の最終結論は "WATER PUMP" には期待出来ないことであったし、DS という車が「事 ENGINE に関しては」、単なる 1934 年製 "TRACTION AVANT" でしかなかったことである!
6) Traction Avant : 78X100 という「縦長な engine 」の gear-box の上にすえられた RADIATOR と WATER-JACKET とが形成する位置関係からの Syphon 効果では、DS19 の "RADIATOR" 場所は決定的であった。前輪位置と Bonnet の高さが決まっていては、車の前半部の形は決まったようなものだ! 「無駄な空間」、それが「美学」というものでしょうか???
7) 空冷水平対向 6 気筒 engine 開発に失敗したからといって 1934 年で決まった Engine & Radiator を 1975 年まで主たる変更なしに生産し続けたとは CITROEN 社も「あまりにも保守的」ではなかったのか?との思いが強い昨今である。もっとも、古い頑丈な Engine ゆえに今日でも「大過無しに」愛用できることを幸せに思うべきだろうか。多分、 SM Owners はそのような感想を持っているのではないのか?

1956 年型では、Cooling-Air-Intake 場所は 私の DS 23 と同じ位置にある。
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Air-Intake の下には「何と」 Muffler があったのだ! このような事実を見ると「冷却なのか?暖房なのか?」理解に苦しむのだが・・・
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1955-1961 年型までは、Cooling 用には「冷却風ガイド用アルミ板」があるのみだった。froating-mount Disc Brake 冷却用のスリットがある。 1962 年型以降 [Duct ] は完成する。
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Radiator-Duct が不完全であったからであろうに、Engine-Room の過熱防止用の「換気グリル」が作られた。そのまま最後まで「残しておいて」欲しかったよ・・・
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Radiator-Mount の位置から、1965-7 年頃の DS 19-21 の Radiator であろうが、未だその薄いことが解る。しかも、縦型 core の down-flow type であるようだ。DS 23 になると「容量の増加」が必要になり、厚みを Max にするが、Tyre size の増加も加わり、Radiator の後傾により Duct との角度も限界にきてしまっていた。
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◆ All photos: from; IDeale DS.(France). L'OLEO. No.22.


◆ 他の車で参考になる事。これらの手順を DS では全く行っていないのだ! 
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云わずと知れた Jaguar "E" Type の Engine-room. 意外に小型の Radiator に見える。 Intake からの冷却気を逃がさないように周囲を囲っているが、当然、Engine Fan での馬力損失を減らすためだろう。DS とは Engine のレベルが違っている!特に注目すべきは「真上のコブ」まで覆っていることだ! Sub-Tank と Radiator とは「比較的細い」 Radiator-Hose でつないでいるが、接続のしかたは違っているようだ!やはり Engine は低い位置だ! 当然、 Engine-Room の熱気は真上に抜いている!でも、キット Owner は「何か、別の問題」で泣いているんだろう。
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Fiat-Abarth 1000. Rear-Engine で普通 Fiat 600 では Radiator は右側にあるが、front に「移設」している。恐らく、その為に「強力な Water-Pump 」を新設している。だけれど、 Engine が止まったらどうなるんだろう?何か特別の工夫があるんだろう。
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Spare-Tyre Space は Cooler-Condensor 用としては、他には無い最良な場所であると考えた。これは、 GS(A) X3 での経験からであり、現在 Cooler が充分な効果が無くて思案している方は、参考にして下されば幸いである。
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by citroenDS | 2009-05-05 15:59 | DS の整備と解説


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